株式会社プロケア 様
Art
プロケア社 人材育成担当(お客様の声)
私たちのブランディングは、“自社の素晴らしさを、自覚しきる”ところから始まります。 ブランディングとは、“企業の魅力や独自性が、外の世界に自然と伝わる状態”。 そのためにはまず、社員一人ひとりが“自分たちの会社の素晴らしさを、深く理解している状態”が欠かせません。 その実現に向けて、私たちは2つの観点を大切にしています。 ① 自分たちの活動が、社会の中でどんな価値を生んでいるか ② 自分たちの存在が、どれほど多くの人に喜ばれているか この2点を明確に実感していただくため、私たちは「魅力発掘プロジェクト」を展開しています。 お客様の顧客や提携先など、第三者の視点を持つ関係者へ丁寧な調査を行い、企業の社会的価値を約100ページにわたり言語化します。
PROJECT
プロジェクト概要
- 案件について
- 全国に複数の保育園・学童施設を展開する株式会社プロケア。
組織が拡大する一方で、「プロケアとして何を大切にしているのか」「判断に迷ったとき、立ち返れる共通の軸は何か」そうした問いが、少しずつ浮かび上がってきたといいます。
そこでプロケアが取り組んだのが、私たちとともに進めた「魅力発掘プロジェクト」。
経営・現場・第三者の視点を交差させながら、すでに現場に息づいている価値観や姿勢を丁寧に掘り起こし、言葉にしていくプロジェクトです。
プロジェクトの中核となったのは、経営者インタビューや共創ワークショップ。
園や職種の違いを越えて対話を重ねるなかで、プロケアらしさが少しずつ“共通言語”として立ち上がっていきました。
完成した言葉は、掲げて終わるためのものではありません。
採用や育成、日々の対話の中で使われ、育てられていくもの。
この取り組みは、プロケアがこれからも自分たちらしい保育を続けていくための、確かな一歩となりました。
今回は、このプロジェクトを推進してきた早津さんに、その過程と変化についてお話を伺います。
VOICE
お客様の声
「最後まで付き合ってくれますか?」本気の伴走が、言葉に命を吹き込んだ。

プロケア社 クレド制作プロジェクトリーダー 早津さん
Q1:プロジェクトが完了した今、率直な感想をお聞かせください。
楽しかったというのが一番最初に来る言葉です。
言葉一つひとつに悩むプロセスそのものが、本当に面白かったですね。
時間はかかりましたが、振り返ってみて、心から「楽しかった」と思えるプロジェクトでした。

「最後まで付き合ってくれますか?」という問いから始まった、本気の伴走の結実。妥協なき微調整を繰り返し、現場の先生たちの熱い想いを丁寧に掬い上げた言葉が、ついに全職員の手元へと届けられた。
Q2:私たちがいたからこそ、できたことがあれば教えてください。また、意識の変化はありましたか?
crackさんがたくさんの方にインタビューしてくださったことが非常に大きかったです。
外部の方や現場の先生たちの思いを、通常ではあり得ないほど丁寧に吸い上げ、一人ひとりの声に触れる機会を作ってくださいました。その思いに触れたおかげで、私自身も「より頑張ろう」って思えるようになりました。
Q3:社員さんの行動面での変化はいかがでしたか?
プロジェクトが進むにつれ、物事がどんどん「自分ごと」になっていきました。
これまでは“表面上の会話でわかったつもり”になっていたことも多かったのですが、思いを言葉にする、形にするプロジェクトだったからこそ、相手の言葉の奥にある真意にもっと触れたいという欲求が生まれ、自分からもっと質問する、みたいなことが起きていたんじゃないかなと思います。活発化していましたね(笑)

正解を教わるのではなく、自らの内側にある「答え」を探し出す。プレゼンターの問いかけに対し、日々の保育に込めた想いや、大切にしたい価値観を丁寧に言語化していく。この「自分ごと化」の積み重ねが、組織を束ねる強い背骨となっていく。
Q4:第三者視点での魅力調査という手法から、どのような気づきを得ましたか?
表面上の言葉を整えるのではなく、本当の「思い」を感じながら作っていけたことに大きな意味がありました。
深い部分での理解に基づいて、言葉を紡いでいただけたことが非常に価値があったと感じています。
Q5:このようなプロジェクトには、社内でどのような範囲の人が参加するのが理想的だと思われますか?
最終的な言葉を決定する場面では、責任を持ってクレドを作るという意志のあるコアメンバーが参加できるのが良いと思います。
一方で、プロケアのような1,000人規模の組織では全員の声を直接拾うことは難しいため、全社大会のような場を通じて「多くの人の言葉が聞こえる場面」を設けることも、組織全体の納得感を高めるためには必要だと思います。

書き出した想いを分かち合い、響き合う。一人ひとりの「譲れないこだわり」をシェアすることで、これまで“わかったつもり”になっていた仲間の真意に改めて触れていく。対話の深度が増すごとに、バラバラだった正解が「自分たちの誇り」へと編み上げられていった。
Q6:完成したクレドは、今後どのように活用できそうですか?
採用や人材育成、園児募集(集客)など、あらゆる場面で活用できると確信しています。
やりたいことが次々と湧き出てくるような感覚です。ここがゴールではなく、浸透や発信といった「次のフェーズ」へのスタートラインに立ったのだと感じています。

現場の先生たちの想いに触れ、一文字一文字に命を吹き込んだクレドブック。単なる「制作物」ではなく、全職員が自社の価値を再発見し、誇りを持って語り出すための「新しいスタートライン」の象徴となる。
Q7:プロジェクトを通して、crackについてどう感じましたか?
最初に「我が社にとって非常に大事なことなので、最後までお付き合いいただけますか?」
って聞かせていただいて、「とことんやります」って言っていただいたのが、すごくありがたくて。そこを信じて一緒にやってこれました。お互いの本気の姿勢は、社員みんなに伝わっていました。
実際、約束以上に最後まで寄り添ってくださいました。
最終段階でも「これがラスト」と言いながら、何度も微調整を繰り返してくださったのは本当にありがたかったです。
私たちの保育の感覚を深く理解しようとし、その上で言葉を紡いでくれた。頭で理解しただけの言葉ではなく、思いに触れた言葉だからこそ、ここまで響くものができたのだと思います。私たちの思いに対して、ここまでやるかっていうくらい全力で答えていただいた。
これからこのクレドを浸透させ、もっといい会社にしていきたい。この再スタートをcrackさんと一緒に切ることができて、本当によかったです。
Project Members(crack)
大野 陣 片平 優 工藤 大輝 豊福 竜大 吉井 七実
【執筆】吉井 七実(Nanami Yoshii)/デザイナー・ライター
コールセンターの管理職として現場マネジメントに従事した後、フリーランスライターとして独立。人や組織の背景にある複雑な想いを言語化してきた実績を持つ。
現在はcrack株式会社にて、デザインとライティングを掛け合わせたブランディング業務に従事。企業や組織の理念、現場の微細な声を丁寧にすくい取り、単なる情報伝達ではない「組織の誇りとして残る言葉」へと編集・構造化することを得意とする。
OTHER WORKS
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