Art
株式会社トラストファーマシー 様


PROJECT
プロジェクト概要
- 売上高
- 52億1,440万円(2024年9月期)
- 従業員
- 212名(薬剤師123名、管理栄養士38名)
- 設立
- 1989年(平成元年)
- 事業内容
- 調剤薬局事業
- 概要
- 企業としての魅力や独自性を、組織に一層浸透させる為のプロジェクト。
魅力調査、言語化を含む大規模な研修を実行。
最終的には、企業理念やvisionをARTと音楽化することで、より伝わりやすく、文化として継承しやすい資産にすることとなった。 - プロジェクト前の課題感
- ▪️調剤薬局業界ということもあり、他社との差別化が難しく、採用に対して完全に満足のいく自社の見せ方、伝え方に苦労していた。
▪️理念浸透に力を入れていたが、自社の独自性や素晴らしさを、今まで以上に社内浸透させたいというニーズがあった
APPROACH
アプローチ
企業の魅力調査に関して
企業に対して客観的目線を持つ関係各位へ
「トラストファーマシーの魅力」を丁寧にインタビュー調査。

調査完了後、その内容を元に社内へフィードバック研修
今まで、知っているようで知りえなかった「世界からの自社への賞賛」を聞き、 触発され、自社の魅力について考え意見を出し始める社員様達。


外部調査情報・社員さん達の意見情報など大量の横断的な企業情報を、解析して100ページ前後に及ぶコンセプトにまとめレポート化
※レポートの一部
自社が「社会に対して」どのような「事実」があり「貢献」をしており 「それがいかにユニークな価値か」の言語化とまとめ。
同じく、自社が「患者さんに対して」どのような「事実」があり「貢献」をしており 「それがいかにユニークな価値か」の言語化とまとめ。


同じく、「働く側」から感じ取れる、トラスト社の良さや魅力の「事実に基づいた再定義」のまとめ。
人材採用説明会資料の原型となる重要な部分。




全ての企業には”文化”がある。自社で働くことで得られる可能性の高い人間力の言語化


自社の独自性から算出された、理想的な詳細顧客像
※通常のペルソナと異なり、どのように感情が変化するかまでをも検討された、「真に相性の良い顧客像」の言語化


オマケ・社内の人材成長の過程をコミカルに表現

人事・採用チームと連携し、自社の魅力が一層伝わりやすい採用説明会資料の再設計

説明会時のトークトレーニング・人事用の台本設計

自社の素晴らしさを徹底的に言語化した後、それらを右脳的に見えるように表現するプロジェクトへ移行
世界中の芸術家から、自社の理念ART化に適した芸術家の選定会議

素晴らしい実績を持つ芸術家の選定・起用決定

社員さま達の意見を取り入れつつ、ARTコンセプトを固めていく



ARTの完成・発表会

飾るだけではなく、各種販促物へ展開。理念や自社の素晴らしさを外に発信しやすく。
会話のきっかけを外に多くつくる試み。





プロジェクト後の社内アンケート結果






人事チームのコメント
採用チームリーダー河田さん
「ここまで自社の素晴らしさ、独自性を言語化してまとめて頂けたことに本当に驚いてます。採用説明会の資料も、今までの”情報の羅列”から大幅に進化し、当社で働く素晴らしさを100倍ほど伝えやすくなったと実感しています。話す為のプレゼン台本や読み合わせまで行ってくださる為、本当に助かりました」
「また、有名なアーティストさんの表現により、自社の魅力を文字だけではなく絵でも伝えることができ、学生さんの興味を引きやすくなりました」
田中代表のコメント

プロジェクトの後、自社や自分にどんな変化が起こりましたか?
会社としては、良いアートができたことによって『トラスト愛』が芽生えつつあります。採用チームでは、採用説明会の場で自社の良さを発揮しやすくなったという声が上がっています。以前は通り一辺倒で、違いを言えていなかったのですが、今は言えるようになってきた。採用チームの会議も楽しそうで、社内の雰囲気が明るくなりました。感覚値で言うと、トラスト愛は15〜20%増、採用チームの楽しそう度は30%増し、といった感じです。個人としては、自分自身の強みを発揮していいんだという自信になりましたし、魅力をもっと見ていこうという習慣が生まれました。6月からは、僕がリーダーシップ研修を始める予定です。会社ではなく“人生理念”をテーマにして、それを会社の方向性とマッチさせていくようなアプローチ。ちょっと怖かったけど、覚悟が決まりました。
crackとやってみて、当初想定していなかった価値や発見はありましたか?(予期せぬ成功)
もともとは薬剤師にフォーカスしたプロジェクトだったんですが、研修や資料を通じて、管理栄養士にもスポットが当たるようになったのが大きかったです。セカンドオピニオンを含め、患者さんと関わる中で管理栄養士の動きが変わってきた気がします。4月から腸活プロジェクトも始まり、やる気が高まっている。ありがとう通信の中でも、管理栄養士の事例が多く取り上げられるようになって、社内全体が刺激を受けている感じがあります。今まで社内報を読ませるのも大変だったけど、今はみんなちゃんと読んで感想を共有してくれるようになった。行動や相談内容も以前と明らかに変わってきていて、薬局内で『この薬剤師がいます』『この管理栄養士がいます』と紹介が自然に起こるようになってきたのが嬉しいです。
もしあの時、crackが存在しなかったら、今どうなっていたと思いますか?
変化してなかったかもしれないです。おそらく、今までの延長線をそのまま歩んでいたと思います。クラックさんに“ひび”を入れてもらったことで、見えなかった世界が見えた。新しい方向に行こうと思えたんだと思います。今までの薬局という常識の中に自分を閉じ込めていた可能性がある。crackと出会わなかったら、自分の魅力を深掘ることもなく、それを仕事に結びつける発想もなかったかもしれない。crackが存在しなかったら、今の新しい薬局構想もなかったと思います。

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