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理念採用とは?

条件ではなく「考え方」で人が集まる採用の仕組み

「条件は悪くないはずなのに、応募が来ない」
「採用できても、すぐに辞めてしまう」
「結局、どんな人を採ればいいのか分からない」

採用に悩む企業、とくに製造業や運送業などの中小企業から、こうした声を聞くことは少なくありません。
そこで近年、注目されている考え方が 「理念採用」 です。

この記事では、

  • 理念採用とは何か
  • 従来の採用と何が違うのか
  • なぜ定着や応募の質に影響するのか

を、できるだけ分かりやすく整理します。

理念採用とは?

理念採用とは、
会社の理念や大切にしている価値観に共感した人材を採用する考え方です。

ここでいう「理念」とは、
立派なスローガンや額縁に入った言葉のことではありません。

  • どんな姿勢で仕事に向き合っているのか
  • お客様や仲間に、どう接しているのか
  • 日々の判断で、何を大切にしているのか

こうした 会社の“考え方の軸” を明確にし、
それに共感できる人と出会おうとするのが、理念採用です。

条件採用との違い

理念採用を理解するうえで分かりやすいのが、
条件採用との違いです。

条件採用

  • 給与
  • 休日
  • 勤務時間
  • 福利厚生

といった条件を主軸に人を集める方法。

理念採用

  • 会社の考え方
  • 大切にしている価値観
  • 働く意味やスタンス

を主軸に人を集める方法。

条件採用は、短期的には人を集めやすい反面、
「思っていたのと違う」というミスマッチが起きやすくなります。一方、理念採用では、
入社前に“価値観のすり合わせ”ができている状態で採用が進むため、
定着しやすいという特徴があります。

なぜ今、理念採用が求められているのか

背景には、働く人の価値観の変化があります。

今の求職者、とくに若い世代は、

  • 何をする会社か
  • 自分はどんな存在として扱われるのか
  • 納得感を持って働けそうか

といった点を重視する傾向が強くなっています。

つまり、
「条件が良いか」だけでは、判断しなくなっているのです。会社の考え方が見えないと、
どれだけ条件が整っていても、応募の検討すらされない。
そんな時代になっています。

理念採用がうまくいかない会社の共通点

「うちも理念はあるけど、採用には活かせていない」
そう感じる企業も多いかもしれません。

理念採用が機能しない会社には、次のような共通点があります。

  • 理念が抽象的で、現場の仕事と結びついていない
  • 社員自身が理念を自分の言葉で語れない
  • 採用ページや説明会で、理念が形骸化している

この状態では、理念は“飾り”になってしまい、
求職者には伝わりません。理念採用に必要なのは、
理念を「実際の行動」や「仕事のエピソード」と結びつけて伝えることです。

理念採用が機能すると、採用はどう変わるのか

理念採用がうまく機能すると、採用の現場では次のような変化が起こります。

  • 応募理由が「条件」ではなく「共感」になる
  • 面接での会話が深くなる
  • 入社後のギャップが減る
  • 離職率が下がる

これは、
「この会社で働く理由」を、
入社前から共有できている状態になるからです。採用が、単なる人員補充ではなく、
仲間探しに近いものへと変わっていきます。

理念採用は、中小企業こそ向いている

理念採用は、大企業向けの手法だと思われがちですが、実は 中小企業や地方企業こそ相性が良い と言えます。

理由はシンプルです。

  • 経営者の考えが現場に近い
  • 仕事の姿勢が日常の行動に表れやすい
  • 会社の空気感が伝わりやすい

大切なのは、
自社が何を大切にしてきたのかを、丁寧に掘り起こすことです。

実際にこの手法を取り入れた成功事例

三重県に本社を構える運送会社 裕進運輸 では、
理念を軸にした採用へと舵を切ったことで、採用の質が大きく変わりました。

  • 応募数が増加
  • 若い世代や女性からの応募が増える
  • 入社後の定着率が向上

同社では、
仕事内容や条件だけでなく、
「どんな考え方で仕事をしている会社なのか」 を丁寧に伝えることで、
理念に共感した人材が集まるようになっていきました。

▶️ 実際に、理念採用をどのように進めたのかは、こちらの事例ページで詳しくご紹介しています。

【執筆】豊福 竜大(Tatsuhiro Toyofuku)/執行役員
独自のブランディング手法を確立し、外部の声をもとに価値を再構築。
理念をアートとして可視化することで、従業員満足度の向上と、離職率低下の支援を行う。
自らがcrackの思想を体現し、その魅力を語ることで共感を生む。
理念を語ることで発注が生まれ、経営者が涙する現場を幾度も見届けてきた。
「自社を自慢できない社員をゼロにする」――その精神を胸に、
チームと現場をつなぐディレクターとして、企業と人の“誇りの接続”を描き続けている。
仲間からは“BIG BABY”と呼ばれ、その柔らかさと情熱が、組織に新しい風をもたらす。